プチプチとは、緩衝材として使われる“気泡緩衝材”の通称 です。
正式名称は
- 気泡緩衝材(きほうかんしょうざい)
- エアキャップ(Air Cap)
などがあり、「プチプチ」は川上産業株式会社の登録商標です。
通販梱包・工場・物流・食品・家電などあらゆる業界で利用される、最も一般的な保護資材です。
プチプチの仕組み
プチプチはシート内に並んだ気泡(空気の粒)で衝撃を吸収 します。
- 落下衝撃を和らげる
- 擦れ傷を防ぐ
- 製品同士の接触を防ぐ
- 包装時の安定性が上がる
といった効果があり、強度に応じて種類を選びます。
プチプチの種類
プチプチには用途に合わせて様々なタイプがあります。
① 標準タイプ(一般梱包向け)
最もよく使われる基本タイプ。
雑貨・衣類・通販商品などに最適。
- 粒径:直径10mm程度
- 粒高:3.5〜4mm程度
- 厚み:片面(片エンボス)・両面など
② 大粒タイプ(衝撃吸収が大きい)
大きい粒で衝撃吸収力が高い。
- 家電・機械部品
- 重量物
- 割れ物
に使われます。
③ 小粒タイプ(きめ細かく包める)
粒が小さく薄いタイプ。
- 化粧品
- 小物電子部品
- スマホアクセサリー
など、細かい製品の梱包に最適です。
④ 帯電防止タイプ(静電気対策)
静電気に弱い電子部品の梱包に必須。
- 粉塵の付着防止
- 精密部品の保護
に使われます。
⑤ 防湿タイプ(バリアタイプ)
湿気に弱い製品向け。
食品・機械・電子部品などで採用されます。
⑥ 袋タイプ(プチプチ袋)
ロール以外に、袋形状もあります。
- 小物包装
- アクセサリー
- 精密部品
袋にすることで作業が早くなり、一定の需要があります。
プチプチの役割(メリット)
- 衝撃吸収性が高い
- 擦れ傷を防ぐ
- 包装作業がしやすい
- 軽量で輸送コストを抑えられる
- 巻物(ロール)・カット材・袋など形状が豊富
プチプチのデメリット
- かさ張る(保管場所が必要)
- 高温環境で袋が潰れることがある
- 强度は素材や粒形状に依存する
- 長期保管で空気が抜けることがある
プチプチの用途
プチプチはあらゆる業界で使用されています。
- 通販商品の梱包
- 食器・ガラス製品
- 電子機器・精密部品
- 金属部品の擦れ防止
- 家電・家具
- 食品の保護
- 軽梱包用の緩衝材
軽量物から重量物まで幅広く対応可能 な万能資材です。
プチプチの選び方
用途に応じて以下のポイントを選定します。
- 粒の大きさ(大粒・標準・小粒)
- シートの厚み
- 片面・両面
- 帯電防止の有無
- 袋タイプかロールタイプか
- 長さ・幅
「衝撃が大きいなら大粒」「小物なら小粒」など、内容物に合わせて選ぶと最適です。
関連ページ
資材選定・ご相談はこちら
「どの種類のプチプチが最適?」
「袋タイプとシートタイプどちらがいい?」
「ロール幅や厚みの相談をしたい」など、用途に合わせて最適な仕様をご提案いたします。